フランス犬生活の始まりPart4 〜 NO ソファー、NO ベッド、NO 寝室 〜
うちの実家で犬が好き勝手ソファーやベッドに乗る様子を見てきたヌヌースさん。
(ソファーもベッドもワンのもの!と母親が断言していたので)
喩え一軒家であっても外で飼うオプションはない、と言い続けている私。
アパートで暮らす私たちに、ヌヌースさんの提示して来たルールは
1ーソファーや椅子など、家の家具には乗せない
2ーベッドには乗せないし、寝室は入っちゃいけない部屋とする
お友達を家に呼んでアペロをすることも多いフランス。
実家のように、ソファーに座ったら最後、お客様がお帰りになる時には
粘着力の強いガムテープを渡しして、みんなでペタペタ犬の毛取り.....
** アペロ=アペリティフ=食前酒、という訳になりますが、一緒にお酒を飲みながらレストランまでの時間を待ったりする、という解釈より、家で飲みながら話して、そのまま簡単な夕食を出して食べる... という方が多いです。むしろアペロに出てくるパンにチーズにパテにソシソンでお腹いっぱいになることも多いのです**
そんな事態を避けるのは悪くないわ、と賛成していました。
リビングの奥の隅に、安心できるようにちょっと狭目に。
でも不安なロメオ君が泣き続けるので、ヌヌースさんは一週間近く
その横で寝ていました。
私のヒーローであるカリスマ・ドッグトレーナー、シーザー・ミランも
「家の中でルールを決める事で、誰がボスなのかを犬が理解する事で、
ボスである人間への信頼も強まり、お互いが幸せな関係を築ける」
と言っていたので、よしよし....と思っていました。
その2ヶ月後、日本とパリから私の友人が、そしてヌヌースさんのお姉さん一家が
同時に来ることになった週末。
お姉さん一家は私たちの寝室に、お友達はスペアベッドルームに、
私たちはリビングで一緒に寝ることに。
でも一緒に寝るとなると、やはり近づいて近づいて来るのがワンコ。
すぐ側に来ているので、可愛さ余って自分の布団の中に。
これが今も私たちのベッドに続く「動く場所取り湯たんぽ、でも冷めないよ」
の始まりでした。