フランス犬生活の始まりPart 1 〜冬にヨーロッパ生活を始めてしまった失態〜
初めてフランスに来たのは22歳の時で、パリとマルセイユという王道を回りました。
留学して来ていた友達が地下鉄や車で案内してくれたので、ただ付いていくだけ。
行った場所は覚えていますが、どの路線でどう向かったのか、なども記憶になく、
よくパリ旅行で聞く問題なども何もなく、ただただ連れられるまま楽しく
過ごしました。
2回目にこの地に足を踏み入れたのは「住むため」でしたが、
まさかこんなに長く住むとは思ってもおらず・・・。
フランスに住むのは3年と言われて、泣く泣く充実した楽しい仕事をさせて
もらっていた中国を離れやって来ましたが、季節は「冬」。
後で知ることになるのですが、ヨーロッパ人のフレンドリーさは
「日照時間&気温」にモロに比例します。
絶対 新しい生活を始めちゃいけない季節でした・・・
12月はクリスマスだなんだ、とワイワイしていて、日曜日もデパートやお店が
空いてたりと、盛り上がる季節でもあるのは確かです。
でも2010年12月は西ヨーロッパでは記録的大雪でどこもかしこも閉鎖。
空港も電車も高速も止まり、みんなブチギレ状態。
やっとの思いで着いた住まいは150年前の素敵な建物だけれどエレベーターなし4階。
昔の建物なので、各階 天井まで3メートル越え。
それを考慮すると、普通のアパートの5階半から6階に相当します。
しかも石の階段ですり減ってるところもあり、調子に乗ってヒールでやって来た
私がスーツケースを持って上がるのはまさに「罰ゲーム」状態でした。
しかもがっつり寒い。
着いてすぐは「どれくらいいるか分からないけれど、いる間は思いっきり
楽しむよ!」なんてポジティブさアピールマックスなFACEBOOK投稿してましたが、
一週間で「帰りたい・・・」の状態に。
中国から運ばれて来たダンボールが山積みだけれど、アパートは1/3のサイズ。
どうやったらいいのか。。。
適当な性格もありますが全てきちんと片付けられるまで約3ヶ月かかりました・・・。
ただ!!街はどこを歩いても、どこに行っても、犬がいる。
フランス人がマリンシャツ着て、ベレー帽被って、アコーディオン弾いて、
フランスパンかじってる、のストレオタイプなイメージ。
マリンシャツは場所によって、フランスパン齧ってるは普通に毎日見かける、
でもそれ以外はパリや南仏の観光客向けパフォーマンスです。
しかし「犬がどこにでもいる」は真実。
いいな、羨ましいなぁ〜、持ち家まで我慢しなきゃいけないしなぁ、、、と
思って居ました。
が!しかし!私のフランス生活を変える情報を手にしたのです!!
こちらに数年前から住んで居た友達から
「フランスでは賃貸でペットを飼うことを禁止することが禁止されてる」
と聞き、調べたところ「真実」!!
当時はまだ彼であったヌヌースさんに
「このままだと気が狂う、犬がいたら絶対に違う!」と毎日騒ぎ立てたところ、
どうやら私が本当にフランスを離れかねないと思い、犬を飼う事を承諾。
私は保護犬に拘ったので、フランスで有名な動物保護団体を訪ねることになりました。Part 2につづく〜